ERIKA様ケコン

なにを隠そう、ここだけの話だが意外や意外、あろうことかあるまいことか、実を申すと、私ことこのぼきは、今の今まで生まれてこのかたただの一度も、ERIKA様で抜いたことがない。非常に不思議なことで、ありえないとも言われるかもわからないが、実際事実だから、動かしようがない事実だ。
だからによって、ぼきにはTAKASHIRO氏にオンナを寝取られたというような敗北感は皆無である。なので心はいたって平静。穏やかなること山の如し、である。じゃによって心配は無用じゃ。
だが、時代の悪戯とでもいえばよいか、なにかの間違いで仮にぼきがERIKA様で抜いたことがあったとしよう。そうした時にはぼきは「フン、ぼきが既に手をつけたお下がりさ、お気の毒さま」とうそぶくであろう。これが人の世の理というもの。そういった複雑な社会の仕組みといったものを、TAKASHIRO氏は果たして理解しているのかどうか。はなはだ怪しいと言わざるを得ない。