今日散歩してたら

環八の高速入り口のとこで、女子がひとりうずくまりダンボールにマジックでなにやら懸命に描いている。うしろからフト見ると「愛知方面」と書いていた。おそらく東京で食い詰めて交通費もなくイナカに遁走しようという境遇なのかと推測された。手荷物はバッグ一個。顔は見えなかったので器量がどうとかは確認できなかったが、彼女はあのあとどんな運命を辿ったのであろうか。もしかしたら荒っぽいドライバーに当たって乱暴され口止めにコンクリ詰めにされてしまったかもしれない。私はあのとき彼女になにかしてあげられなかったか。私に彼女にひと言声をかける勇気があったら、もしかしたら・・・・・・いやきっと、ふたりで幸せな家庭を築けたにちがいない。なのに・・・・わたしはむざむざ幸せのチャンスを逃してしまった。いつもこうだ。私の人生は失敗の連続だった・・・・・・みたいな。