未来からの訪問者鑑賞チユウ。

ドラマ部分の必要性が感じられない。それというのもわざわざ時間旅行してまで母親の科学嫌いを正そうとする意義がわからないから。過去にタイムリープして親に会うと言えば当然バックトゥザフューチャーが下敷きにあると思うがあの映画が製作されてから何十年もたって、CGとかの技術も上がっているのになんだろうこのドラマのスカスカ感は。バックトゥ〜では過去をいじくることで自己の存在まで危うくなるというスレスレの危機感があった。だから観客は主人公と一緒にハラハラドキドキできたのだと思う。しかしこのドラマの主人公の上地クンにはなにひとつ感情移入できない。どうしてこんなことになってしまったのだろう。リメイクするなら元ネタを超えるような製作者の気概が欲しいのだが。
って言ってもそんなことどうでもいいんですけどね。
そう言えばプレイボーイの爆笑問題のコーナーでアバターを取り上げてたんだけど太田さんはパンドラを攻撃する傭兵について発達した未来世界であんなことするかね、バカにしてんじゃないか。とか疑問を呈していた。でもそれはあんだけ悪者として描写しないとそれはそれで都合が悪くなるじゃんな。兵士ひとりひとりはそんな悪いやつじゃない、とかそれぞれ家族もいるだろうに、と思わせたら逆にナヴィの反撃に拍手できなくなっちゃう。
未来になっても人間て欲の皮が突っ張ったやつはかわらないみたいな、それはエイリアンでもターミネーターでも企業が悪者になってたし、定番っちゃ定番なかんじ。
そういえばああいったかんじでエイリアンがいい者で地球人悪者っていう映画って今まであったかな。ETとかフィフスエレメントとかエイリアンネイションとか第五惑星、レポマンくらいしか思いつかない。
あのくらい地球人を血も涙もない侵略者として徹底的に悪く描いた映画って、もしかしたら初めてなんじゃないかな。そうだとしたら意外にアバターって深いんじゃないかなと思ったり。
そいえばETでは地球人が悪者に描かれてたけど、実際はETの治療をしようとしているのをうるさいガキが「ETにひどいことしないで!」とかってムリクリ悪いかんじにしちゃってて、なんかすごい不快だったな〜〜。
とか言ってたら知らん間に上地クンドラマ、恐ろしい戦慄するような展開に!!
と思ったらやっぱりしょもなかった!!