ウィークエンドシャッフル

町山智弘さんが21世紀少年を解説してくれていました。「おともだちはケンイチでなければならなかったはず」「なぜなら昭和という時代の夢、ヒーローとか正義の味方になりたかったのになれなくてコンビニでくすぶってる。自作自演で敵をつくりまんまとヒーローになりおおせたのはまさしくケンイチの夢の具現そのもの」「その夢をぶちこわしたのがバブルでありバブルを作ったのは秋元康でありその弟子の堤カントクであり電通であり博報堂であり」「ケンイチでなければ『ともだち』はその秋元や堤や他のバブルの象徴の顔がふさわしい。お面をはぎとったらそれらの顔が次々にシャッフルして現れて・・・みたいのだったら見事なんだけど」「とりあえず原作がクソだからしょうがないんだけど」「堤カントクもダメなのわかってながら撮ってる。でもおれいいオンナ抱いてるし、いいクルマ乗ってるし、で済ませてる」
みたいなことを話していたように思います。なるほどなあ、って感心しちゃいました。
宇多丸さんも「とりあえず見るの拷問だったでしょ」なんて言ってました。