笑っていいとも

遂にあの男が来襲。お笑い界の黒船こと小梅太夫だ。エンタのしばりが解けたのだろう、これから怒涛の各番組出演ラッシュとなるであろうことは疑いようもない。鶴瓶他ベテランも戦々恐々、この強大すぎる新勢力に存在を危うくされるのではないかと対抗意識を剥き出しにする。かと思ったがそうでもなく、一ネタ済ませたあとは所在無げに居心地悪そうな小梅太夫を気遣うほどの余裕を見せていた。しかもそのネタは「テレフォンショッキング」を「テレフォンショッピング」と言い間違えてしまうという大怪我モノで、小梅太夫にはほろ苦い他番組出演スタートとなった。だがベテラン勢はそれでいいのか。
うたばんでは宇多田ヒカルがグラビア界の黒船リア・ディゾンについて意外なほどの知識を披露、相当意識していることがわかった。日本デビュー前の過度な露出を控え日本向けに軌道修正しているとか、ちゃんと分析しているではないか。しかもリアの抹消したい過去をここで暴露して暗に潰そうという意図も垣間見える。たしかに離婚報道で繰り返し流されたパーティー会場での大きく胸の開いたドレスを着た宇多田、セクシータレントとしてもグラビアに打って出ようという布石であろう、充分に世のおスケベさん達にアッピールしていた。今リアを牽制しようとするのは正しい戦略と言える。しかもリアは歌がかなりいける。そんなところでも対抗心があるのだろう。腹黒い女だ。
百獣の王獅子は兎一匹仕留めるために全力を尽くすという。鶴瓶らもこの宇多田の100億稼ごうがいまだに下から来る者を徹底的に芽のうちに毟ろうという態度を見習って少しは緊張感をもって望んでほしいとひと言苦言を呈したい。老婆心ながら。さもないと食われますよ。小梅太夫という獰猛な野獣に。