爆笑問題カーボーイ

今週のカーボーイではちょっと印象深いお話が聞けました。山下達郎の「さよなら夏の日」がかかったあとです。おもむろに太田が話し出しました。「この曲には思い出があって、昔『ダイスキ』ていう番組があって」、
DAISUKI!は、日本テレビ系列で、1991年から2000年の間4チャンでやっていた中山秀征松本明子飯島直子3人のレギュラーが、いろんな街を探索したり、何かを体験したりして楽しむ様子を楽しむ、ゆったりした(”ダラダラした”ともいえる)雰囲気の漂う番組であった(Wikipediaより)。
レギュラー3人が腕組んで仲良く歩いてるのがちょっと珍しい光景で話題にもなりましたね。当時太田は自分の仕事や生き方に悩んでいて、こういうどうでもいいような番組がやりたいなあ、なんてボーっと見ていたんですが、夏祭りで3人が遊んでいるなんでもない風景にこの歌がかぶさってきて、不意に太田の頬を涙がつたったというのです。
そんで太田はよく言うんですが、「オレみたいなたかが芸人があんな大声出して戦争がどうのこうのなんて、かっこわるいこと言って、とってもかっこわるい。でも言っちゃうんだけど」って言うんですよ。でも実際は自分にはDAISUKI!みたいな番組はできないけど、やれたらいいなあ、って。いうようなことを言ってた。

やったらいいじゃないですか。太田さん。あなたは充分がんばったと思いますよ。いろんな批判にもさらされ右翼に抗議文もってこられたりもしましたがあなたは政治家でもできないようなことを随分たくさん成し遂げたじゃないですか。あの頃、あなたの必死な声が世界を動かしアメリカによるイラクへの空爆を止めたじゃないですか。ソマリヤの虐殺を止めた。シエラレオネスーダンアンゴラコンゴでも内戦がやんだ。少年による犯罪がゼロになった。総理大臣は国民が選べるようになった。心霊だの占いだの口にする人間はいなくなった。ニートは全員今はまじめに働いている。株屋が儲けすぎることはなくなった。2chで乱暴な内容の投稿はなくなった、下北サンデーズは打ち切りになった・・・・世界は平和になったじゃないですか。すべて太田総理、あなたの功績ではありませんか。もうそろそろ、ゆったりしたどうでもいいような旅番組みたいなのやっていい頃です。ぼきは心底そう思うんです。