明日は武士道その八

やりすぎコージーでは想像絶するハイレベルな芸人対抗レスリングが
展開されてますが。
明日は武士道、SRSでも煽り特集組まれてました。
注目は五味クンなんですが前回のアゼレードを失神KOしたあとも
執拗に攻撃を続けたあれ、シュートボクセの連中は怒り狂ってました。
フジマール会長は「日本のファンもガッカリしたろう」と語っておられまして
たしかに五味くんも反省して「自分の器が小さかった」と言ってますし
ファイターの試合中の心理はシロートには想像もつかないものであろうし
五味くんが普段は気のいいおにいちゃんであることは知っています。
数少ない世界に誇れる強い日本人ファイターですから連勝は続けてほしい。

しかしながらブラジル人ファイターの発言を知るにつれ
なんと立派な、これこそ格闘家の鑑、と讃え応援したくなってしまうんです。

たとえば最近のヴァンダレイのインタビュウを読むとヒクソンについて、
あのビーチでのウゴ・デュアルチとのストリート・ファイトを

SILVA: ヒクソンはウゴヂュアルチ等、ルタリブレ勢とストリートで派手な喧嘩をやってきたことを、自慢しているらしいが、そんなの醜いだけだ。そのおかげで、一般の人々にファイターに対して、野蛮なイメージを与えたわけだし。オレはストリートファイトなんてそんなアホなことやった試しがない。

と切って捨てているそうです。
ネタ元
http://iriyan.keyblog.jp/blog/10000667.html

ブラジルといえば
カーニバルともなれば必ず死人が出、一昔前は経済的にも破産状態の
サード・ワールド、そんな国の連中は未だに隣の部族とヤリ持って
殺し合いなおかつ人肉を食らう、首狩り族のようなイメージ、
全員ジャンキーでクスリを巡って撃ち合いは日常、
タンボリンもパンディーロもカバキーニョも人の骨や皮を使って
作った楽器にちがいない、そう思っていたはずです。
ところがどうでしょう。
彼らは紳士でした。主食は人肉でなくフェジョアーダというマメです。
日本人よりぜんぜんサムライじゃないですか。

五味くんは好きですがなんとなく前回のアレを見てしまってから
応援する気になれないんです。それだけぼくは失神した選手を
殴り続けることに忌避感があるのです。
だから連勝は一回お休みして、また真のファイターへの道を
スターティングオーバーしてほしい、と。

さて今回そんなシュートボクセが必勝を期して送り込んだジーン・シウバですが
正直五味くんにお仕置きできるタマではなさそうですな。
須藤が完勝したレメディオスに辛勝してるくらいでは。
カポエラ出身とのことですがカポエラの大きいモーションからの攻撃は
今のMMAには対応しているとは思えませんし。
五味くんが勝つんじゃないかな。