例の作曲家のアレ

一番ビックリなのはこんな稚拙な詐欺が今までバレないでいたことだなあ。いかにも胡散臭い話なのに。
おれでさえニュースかなんかでそういう全聾の作曲家がいるって聞いた時、ウソなんじゃね?って思ったし。
さらにあのドキュメンタリーの映像もし見てたら絶対ウソだって確信してただろう。
それとテレビとかで聞く反応がビックリだよなあ。ミッツマンが「バレないようにして欲しかった」とか、どっかの局アナが「信じたくない事実」とか、あの譜面みたいなメモ見て、「アリだろ」言ってる人とか、ゴーストライターなんて普通だろ言ってる人とか。なんでそう思うんだろう。そういう反応こそ信じられん。
 
つんくとか小室とかがやってると聞く下請けにオーダー出してチョイスするだけ、みたいなシステムとは全然話が違うと思うし。まあそのシステムがいいってわけじゃないけど。
タレント本のゴーストとも違うだろ。あれはだいたい出版社側が勝手にやってるらしいし。だからいいってわけじゃないけど。
宇太丸が言ってたマンガの先生が目を描くだけ、っていうのと一緒、ってのももちろん違う。目さえ入れてないんだから。
 
共犯の先生のロンパリのみを取り上げて揶揄する向きもあるけど、それもどうかと思う。あれはヤギとか、草食動物系の横に目がついてる動物が視野が広いことで補食動物からの攻撃にいち早く対応できるという利点を笑うことと同じだと思う。違うか。