タマフル

ヤマトのハスリングおもしろかった〜。親方TBSの威光に逆らわないように暗号化するっていう時点で大笑い。波動砲の射出口を鈴口と言い換えるとか。
でもやっぱり映画の出来はヒドいことになってたようで。
おれもこないだアニメの方の劇場版をスカパーでやってたんで見ようとしたんだけど、最初の「無限に広がる大宇宙」のナレーションの時点で、地球上の全生物死滅まであと一年とか言いながら何十万光年も彼方のイスカンダル行くとか抜かしたり波動エンジン設計図もらってから直後にもう実用化しちゃったとかガミラスが流星爆弾で地球メタメタにしときながら「人類の奴隷化要求してくる」とか、もう「んなアホな」のとても正気の人間がこしらえたとは思えない荒唐無稽の極地みたいな噴飯な設定で、何回失笑したかっていうような元ネタですから、それをいかにどう料理してもどないもこないもなるわけがないわけで。
まあでも当時は宇宙空間で煙がたなびいたりいろいろ突っ込みどころがありながらも一個の惑星波動砲ドッカンドッカンぶっぱなして破壊したりとか後半の連戦連勝にはけっこうワクワクしたりしたような記憶もあるもんだからあれなんだけど、
まああんなあり得ないSF考証ゼロなアホアホアニメで大の大人が喜んでたってんだからまあ平和な時代っていうか。
そういえばこないだの日曜サンデーに当時のヤマトのアイデアとかSF作家の立場からいろいろ手助けしましたっていう作家さんがゲストで来て裏話聞かせてくれたけど、今思えばあれはSFとは言えないよな。