陸上短距離をジャマイカンが独占

この日をどれだけ待ったことか。
ラスタの神の子、ラスタファリアンは支配者による圧政に苦しんだ末
エクソダスを試み国外へ脱出し、全世界に散り散りになった。
ラスタファリアンはジャーの復活を信じ虎視耽々とバビロンの兵の監視を避けながら復興を期していた。
バビロンの巨神兵は世界を焼き尽くそうと進軍し第六次世界大戦が勃発、世界は滅亡の危機に瀕していた。
思えば国を捨て同胞と再会を期して別れた頃の祖国は荒廃していた。圧政者の弾圧により若者は生きる気力を失い昼間からガンジャを吸い現実から逃避していた。
間違っていた。「神の草」は「神の根菜」だったのだ。
ヤムイモがラスタを救う。根菜にジャーの魂が宿る。ヤムイモの蔓が世界を跋扈し覆いつくす時、ハイラ・セラシエは再臨しラスタの民を導くであろう。
合言葉は「ラスタ、ピ〜〜ヤ〜〜」