しょこたん☆ブログ

しょこたんがギザを見限ってギガントに推移した。ギガントは当然「未来少年コナン・ザ・グレート」に登場する巨大飛行要塞ギガントから拝借したものであろう。古来人類は「とても」をどう言い換えるか、に激甚なる労力を費やしてきたように思える。松島初音は「ゴリラ」がお気に入りのようでギザに対抗している。「ゴリラむかつく」などと使うようだ。超、激、ガバイ、マジ、ゲロムカツク、オニムカツク、等、「とても」ではとても言い表せないほどの感情を伝えたいがために人はインパクトのある言葉をあてがうことに腐心してきた。それも「とても」があまりに弱い語感であるがため言葉に敏感な人は使うことに気恥ずかしさを覚えてしまうからだろう。「とても」という言葉を発明した人には強く反省を促したい。このような混乱を招いた責任はかなり重い。
欧米では「ファッキン」が長く使われていて不動の地位を占めている。「ファッキングッド」なんてのはとっても最上級のほめ言葉だと聞いたことがある。だがわが国美しい国ニッポンではなかなか長く「すごく」に代わって使われる強力な言葉が見当たらずその出現が待たれて久しい。万人に受け入れられ老若男女を問わず躊躇なく気持ちよく使える言葉、となると相当エポックメーキングなとてもものすごい言葉でなければならない。だからこそしょこたんのような優れた言葉遣いでさえ苦心惨憺しつつもこれ、という最終型に到達できないでいるようだ。ギガントでさえもそれほど長く覇権を保てるとは思えない。それは世代が限定されるし長いスパンで新鮮さを保てる言葉であるとは思えないからだ。超弩級、なんてのは当時の戦艦ドレッドノートからとったもので際物なのだがそれにしては長く生き残った。「ド」という響きが功を奏したのだろう。
さあ「とても」に代わる決定的なものすごい「とても」は一体なにになるんだろう。
欧米に見習って「ファッキン」をそのまま直訳して「×××むかつく」とやるのは簡単だがそれは万人に受け入れられるとは思えないしなあ。

いろいろ考えたがやはり「クソ」を超えるものはなかなかないのではなかろうか。それというのも「クソ」があまりに臭くて汚いからだ。クソのインパクトは人類有史以前から恒久的に最上位に位置するものだろう。だがやはり使い古され手垢がつきすぎた感は拭えない。クソを超えるもの・・・・・・それはなんであるか。この命題は大きすぎる。今日も眠れない。