さんま御殿

ふと思ったんだけど、矢作が妙に若槻千夏を持ち上げて「若槻に丸投げすれば落としてくれて助けられる。若槻おもしれ〜」って絶賛してたけど、あれって今病床にいて病魔と闘っている若槻へのエールだったのではないかと。早く戻ってこいよ、と発信していたのではないか、と。そんなことを思ったら矢作の心根に少し目頭が熱くなった。
それにつけても、だが「のだめカンタービレ」ののだめってのは一体どんな経緯を辿ってああいう我儘で自分勝手な人間形成に至ったのだろう。最初はなんだかマイペースだけど自分の身の丈を知っておりそれほど我が我がっていうタイプではないような気がしてたんだけど、きのうの回では、その強烈な自己チューぶりを、隠そうともしなくなってて、いつのまにかすっかり玉木くんの女房気取りになってました。のだめはまだ海のものとも山のものともつかない、ポっと出じゃないですか。しかも部屋はゴミ溜めのようなだらしない女で不潔で体臭がキツい、欠点だらけでとても人から好意を寄せられるような魅力的な女性では絶対ない。彼女が火災現場に飛び込んで幼児を救い出したとか、そういう「実はいい人」っていうようなエピソードが披露されているわけでもない、ただ玉木くんの隣り部屋に住んでて、勝手に部屋に出入りする迷惑な女だったはず。それがいつのまにか一人前に嫉妬とかして、女房気取り。どんな根拠があってのだめは自分を「愛されて当然な女」と自覚しているのでしょうか?それはおそらく彼女の幼少期の体験に基ずく捻じ曲がった人格形成が要因として挙げられるのではないでしょうか。以降の放送でそういうところを説明されるならいいですが、今のままなし崩しに玉木くんの彼女の座に収まるようでは、わたしは納得いきません。よろしくお願いします。