やぐちひとり

映画オタク検定テストをふたりで受ける。ある問題について誤答した矢口が見苦しい言い訳を。「問題読み間違えました」。しかもなんだかまるで「本当なら正解していた問題」とでも言いたげな勢いで(実際はどっちに転んでも正解はなし)。
ここで思い出すのはつい先週放送された「ギャルサー」の、内容が「言い訳ばっかりしてないで素直に謝ろうよ」、なんていうお説教じみたものではなかったか、ってこと。
毎回「ギャルサー」ではスラプスティックなドタバタコメディーである反面、必ず陳腐なお説教を盛り込み全員でしんみり、みたいな「いいお話」ぽい作りを旨としている。
しかし矢口の今回の言い訳で全ては台無しになってしまった。所詮ドラマで道徳教育だ情操教育だ言っても、出演してる本人達ですらこんなていたらく。唯一ピュアな心を持つ出演メンバー、佐津川愛美だけが、哀しげな眼差しで全てを見守っていたその姿が、近所の商店街の人々の間で伝説として語り継がれていると言われている。