ボクシングヘビー級タイトルマッチ

クリス・バードをウラジミール・クリチコが破って王座に返り咲いた試合を見る。
知らんうちに今のボクシング界は旧ロシア、東欧圏の選手が席巻しているんだそうでWBA、WBC、IBF、WBOのうち三つはそっちの人なんだそうです。ずっと白人より黒人の方がボクシング強かったのに、意外です。黒人の身体能力は云々って、通用しないことになってんだね。そうなるとMMAでもヒョードルの例は必然と思えてきます。
それと最近のヘビー級の試合はだいぶキビキビと動くしパンチも早いし、ミドル級あたりと見劣りしないなあ。ゲストの長谷川穂積も驚いた言ってました。
ところでこの試合KOで終わった直後、珍しいシーンが見られました。喜ぶクリチコにひとりの黒人の少年、ジャクソン5の頃のマイケル・ジャクソンみたいなかんじの、が近づき身長２メートルのクリチコを見上げて何事か語りかけていました。その少年の表情は非常に大人びた冷静なものでしたのでおそらくクリチコの勝利を讃えていたんだと思いますが、これがなんと負けたバードのお子さんだっていうじゃありませんか。
考えられますか？つい今さっき愛しいダディをコテンパンに叩きのめした憎い男をですよ、冷静に讃える5，6歳の子供って。素晴らしい子育てをしているじゃないですか。バードさん。どこかの国のチンピラみたいな三兄弟のトレーナーしているヤクザみたいな親にちょっと見習ってほしいてなもんです。