毎度お馴染みAKさんの投稿をBBSから転載。

アンタッチャブル A.K. 2005/12/20 16:56

あざーす特番:生放送でゲストへの質問をFaxで視聴者に募るという企画(のフリをして山崎をいじめる企画)でしたが、一番Faxが来ていたはずの、柴田の入籍問題関連の質問Faxは闇へ葬られたのか!こんな時期にこんな企画するなよ、こっちがハラハラするよ。

ハッスル:格闘技のことはよく分かりませんが、”格闘家はいいよなー、勝ちゃーいいんだから。”という小川の発言は、プロレス側からのガチ批判としてかなり本質的で重要なものでは無いでしょうか、しらんけど。ショーとしてのプロレスの急な開き直り具合には付いていけない部分もなくは無いですが、ほんとの格闘技好きは、やはりプロレス派というのも分からないではない。ガチ至上主義ってのは、付き合ってる相手の愛が本物かどうか絶えず確かめたがる恋愛未熟者みたいなもので、上級者は嘘だと分かっていてもあえて愛せる、みたいなね。だからといってプロレスには全く興味はないんですが。

今年も、ベスト○○の季節がやってきましたが、とりあえず本から。
吾妻ひでお失踪日記”、山田詠美”風味絶佳”は帰省の新幹線で読む予定なので、エントリーされてません。

1位:告白  町田康
(毎年町田康が上位ですいません。私としては、町田がはじめて近代的因果論を取り入れたと考えております。ちょうどドストエフスキーの”罪と罰”なんて読み返していた時期だったので、比べてみて興味深かったです。)

2位:小説の自由  保坂和志
(専門の哲学者とは全く違うステップで、”考える”ということや”書く”ということを、一から問い直す心意気をかいました。柄谷さんのように大技を使わないところも好感が持てました。)

3位:嗤う日本のナショナリズム  北田暁大
同位:限界の思考  北田暁大/宮台真司
(マニアックな話ですが、今年は”ポスト宮台”の大攻勢が起こった年でした。代表として北田さんを選びました。”限界”のほうは、宮台さんがそこまでぶっちゃけるかってくらい、過去の戦略をぶっちゃけているのが、面白かったです。)

4位:エスコフィエ自伝 オーギュスト・エスコフィエ
近代フランス料理の完成者エスコフィエの自伝ですが、戦場で炊事班を担当していて、緊迫した戦場にあっての記録も、提供した食事のメニューを中心に書かれている狂気の自伝。19世紀的教養人の一面と20世紀的専門知識人型大衆の両方の側面をあわせもった典型的世紀末人の姿なのかもしれません。

*リリーさんの東京タワーは、Entaxi連載時より絶賛していましたが、ここにきて藤井フミヤまでもが礼賛しはじめたので、ちょっと止めておきました、なんでかしらんけど。